歯科用デジタルX線センサー

高 解像度、高階調の歯科用デジタルX線センサー

ドリルの歯「洗浄・滅菌」は64%

 ドリルの歯であるポイント・バーといわれる部分の扱いを知ると、もっと驚きます。

 

 このポイント・バーは、歯を削るという意味では、患者の体に接する所です。患者の治療が終わった後は、洗浄して唾液や血液などを落とし、さらに高温の蒸気が発生する装置に入れて、細菌やウイルスを100%なくす滅菌処理を取るよう学会の指針などで定められています。歯科用ルーペ

 

 このポイント・バーを指針通りに「洗浄・滅菌」しているとした回答は64%。残りは「(洗浄せず)滅菌のみ」「洗浄のみ」がそれぞれ3%、13%。「薬液消毒のみ」が20%という答えでした。

 

 歯の神経を取る治療に使うリーマー・ファイルの扱いも、同じ傾向です。患者に使うのに当たり、使用後必ずしも洗浄・滅菌しているわけではないのです。スリーウェイシリンジ

 

 長年診療を行っている歯科医からすると、「洗っただけ」「消毒だけ」でも、これまで患者に感染などの問題が表面化したことがなく、何が悪いのか、ということなのだと思います。

 

 しかし、院内感染対策の専門家は「洗浄・滅菌すれば細菌・ウイルスなどの感染の心配がないと科学的にいえますが、それ以外の方法は、感染の心配が絶対にないとは言い切れません。言い切れない以上は洗浄・滅菌するのが医療者として正解なのでは」として、指針通りの洗浄・滅菌をすすめています。

 

 では、なぜ歯科医師は、指針通りに、患者ごとの機器交換などの院内感染対策を行わないのでしょうか。次の機会に書いてみたいと思います。

 

 

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